Scribus CR3 on MacOS 10.6

オープンソースなDTP(デスクトップパブリッシング)ソフトウェアである Scribus CR3 を故あって、使ってみました。

Adobe Indesign を使用したいのですが、さすがに、職場ばかりではなく自宅のマシンにも導入するのは経済的にきびしものがあります。そこで、かねてより Scribus の導入も検討していたのです。

さて、導入は、Leopard 用というやつを、ダウンロードしてクリックするだけです。ソフトの方で日本語環境を判断して、メニューバーなどは日本語の表示がされています。日本語入力はアウトラインエディターで行うしかないなど、前情報どおりでした。書式は、段落スタイルなどを設定していきます。行間の設定が必要など、ワープロ気分で使おうとすると操作性は良くありません。流し込みを想定して設計されていると考えれば、DTP用途であることを考慮して許容範囲でしょう。Adobe Indesign でも、日本語はいわゆるインライン入力できません。ただし、このアウトラインエディターは、Aqua SKK の変換中の文字が見えません。

さらに、漢字とアルファベットが混じった文章を書くと、折り返しが日本語部分で上手くできなくなってしまうようです。

現状では、日本語環境では実用範囲は限られると考え評価します。本格導入は延期とあいなりました。

動作の軽快さなどは、満足いくレベルですので、今後の熟成に期待しています。
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