BibDesk

BibDeskという、PDFファイルなどを管理する
MacOS X 用のソフトの紹介です。

さっき、テンプレートで苦労したので、
紹介だけ書きます。
機会があれば、テンプレート等についても
記載するかもしれません。

さて、BibDesk ですが、
http://bibdesk.sourceforge.net/
にあるので、普通にインストールすると使えます。
本来は、TeX用の文献管理ソフトです。
著者名やリンク等の情報は、
TeXの引用を考えた形で保存されます。

このソフトは、TeXを書かない人でも、
PubMed を使うなら、すばらしい貢献をします。

PubMed ID をPDFファイルなどの名前にして、
ドラッグ アンド ドロップで BibDesk のメインウインドウに、
つっこみます。
すると、著者名、タイトル、要約等々、もろもろの情報が、
自動的に PubMed からダウンロードされます。

名前の付け方は、PubMed IDが「123456」なら、
「123456.pdf」などと付けます。

ファイルの位置をずらすと、リンクが切れてしまいますので、
2度と動かさないつもりの場所に保存してから、
ドラッグ アンド ドロップ するようにしてください。

一端、登録すると、登録データから検索ができるようになります。
また、グループを作って管理したりするなど、結構、重宝します。

現在、私の文献数は700を超えてしまいましたが、
破綻するような動きはありません。
(全部読んだ文献は恐らく1/10以下です (笑) )

データを、引用文献の形式でコピーしたりするには、
テンプレートを設定し直すと良いのですが、
これは、少々、骨が折れるので、自身のある人だけ挑戦しましょう。

日本語の使用は、少々、難があるようです。
私は上記のような、PubMed ID での使用しかしていませんので、
少なくとも、BibDesk上では、英語以外の言語は試していません。
また、リファレンスも現在のところ、英語が中心です。

さらに、サブウインドウの表示の設定のためには、
文献情報のタグの使い方と、リッチテキストやHTMLの知識が
わずかでも無いと、カスタマイズは困難です。
なければ、付属のテンプレートエディターを、
眺めて、気長に演繹法と帰納法を行うのが常道だと思います。
私なりに現在動いている設定法のご紹介は、
長くなりますので、またの機会にしようと思います。

なお、このソフトは、PDF ファイル以外にも、ファイルであれば、
ほとんどのものをリンクとして、管理できるはずです。
要約の部分や、キーワードの部分を自分で入力すると、
検索も効きそうですが、試していません。

PubMed で文献を検索され、ダウンロードされる方は、
試してみる価値のあるソフトだと思います。

TeXが使える人には、Endonote という
有料ソフトと同じような働きを期待できるソフトです。
もちろん、フリーソフトを有料ソフト並みに使いこなすには、
LaTeX等を中心とした勉強が必要ですし、
マイクロソフトのワードでは、残念ながら、
あまり、役に立たないと思います。

また、残念ながらこのソフトの Windows 版は、
ないと思います。
Bib TeX 関連の文献管理ソフトについては、
Windows よりも MacOSの方が、充実しているという
めずらしい分野ではないかと思います。

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