MacOS X 10.6 での英作文環境

英作文の環境として、デフォルトの MacOS X 10.6 は、たいへんすぐれています。 デフォルトというのは、基本的にはインストール直後の状態、何も追加のアプリケーションをインストールしない状態です。
なんといっても、テキストエディット textedit.app がすばらしい。textedit.app には、スペルチェックと自動修正機能がついています。もし、入力を間違えても、かなり強力に修正してくれるので、とても楽です。スペルチェクは、vim にまで標準装備されている時代ですが、自動修正機能は未搭載だと認識しています。自動修正機能は一度使うとやめられない安心感があります。まだ導入していない Lion では、テキスト関連の改良が記載されています。どれだけ、改良されたのか楽しみです。
欠点をいうなら、LaTeX などのタグは識別してくれなかったり、色付け表示がないことでしょう。また、単語毎にカーソルを移動するショートカットキーがないことです。

さらに、MacOS X での英作文環境を強力にサポートしてくれるのは、辞書 dictionary.app の存在です。オフラインでも、「大辞泉(国語辞書)」、「プログレッシブ英和・和英中辞典」、「類語例解辞典」、「Apple用語辞典」、「New Oxford American Dictionary(英英辞典)」、「Oxford American Writes's Thesaurus(英語類語辞典)」と多彩な辞書が使えます。英英辞典があるばかりではなく、Oxford American Writes's Thesaurus という類義語辞典まで用意されていることは賞賛にあたいします。類義語辞典で、似たような単語を調べることができ、微妙な単語の使いわけや、より適切で多様な単語の選択が可能になります。実際に書籍や電子辞書で上記の辞書を購入しようとすると、MacOS X よりも高額になるはずです。Windows も以前は bookshelf がありましたが、現在はオンラインで検索すれば良いという方針のようです。オンラインの辞書もすぐれた辞書が作成されるようになってきました。dictionary.app の情報は素早く、信頼性のおける情報を複数の辞書から提供してくれる点において、とてもすばらしい。

以前、ご紹介したように、say および スピーチ機能は、我々の原稿を用意できる場合の発音能力の向上にとても役立つと思います。Lion ではさらに 10.6 よりも性能が良くなっているようです。

Lion でそれぞれ少しずつ改良されているようです。開発が止っていないのはとてもうれしいことです。新しいマシンを買ったらためしてみようと思っています。
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