Max and iTunes; Get iTunes Metadata.app

Max というCDなどのデータを読み込んで圧縮等を行い保存するソフトについてその2です。

iTunes でも、基本的には問題なくCDなどのデータを読み込んで圧縮等を行い保存することは可能です。品質については、すごく解像度の良い再生環境をお持ちでない限りは区別は難しいかもしれません。速度は iTunes の方が早いでしょうが、CD 1枚くらいなら、個人的には大きな違いではないと思います。

圧倒的に異なるのは、CDの曲名を自動的に検索する能力の差です。圧倒的に iTunes がすぐれます。iTunes で検索された情報は、Finder.app 上でも表示されます。この情報を Max 側に読み込むには、Get iTunes Metadata.app というソフトを使う必要があります。

使い方は簡単ですが、Max と iTunes の両者を立ち上げ Get iTunes Metadata.app という、Max.app と一緒に解凍されるソフトをクリックする必要があります。ならば自動的にとも思わなくはないのですが、iTunes は MacOS X に元から含まれるアプリケーションではないということが恐らく原因なのだろうと、勝手に考えています。

CDからACC等のデータを作る際の Max の必要最小限の使用方法と設定は、12月末の記載を御参照いただきたいと思います。

Max で保存を行い、Player (Muse Labs) で再生する環境ですと、商用のアプリケーションを使わなくてもCDをハードディスクなどへ保存し再生することができるようになります。

CDを買わなくなってきている今日、Max のようなアプリケーションの使用は今後少なくなっていくのかもしれません。いましばらく、ゆっくりと聴きたい音楽はCDの方が良い時代が続くのだろうと思っています。まだまだ、PC オーディオは開発と進化が始まったばかりです。PCにしても、ポータブルメディアにしても、家中のものが対応するには、もう少し時間とお金がかかります。いろいろな利便性から、PCやポータブルメディアからの再生環境が充実することを望んでいるひとが少しずつ増えているのは事実だろうと思います。
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